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マギーコメント #04 [2007.01.07]

二朗さんはデカい。まず顔がデカいし、足なんか30センチだ。
当然、存在感もデカい。ドラマに出てると画面からはみ出しそうだ。実際にはみ出してるときもある。

そんな身体も存在感も大きい二朗さんは、驚くほど気が小さい。態度も小さい。
おそらく今、図体はデカいのに気が小さい男を演じさせたら日本一だろう。

身体が小さいのに態度は大きいオレはそんな二朗さんの魅力に引っ張りまくられる。

相反するものを持った人は魅力的だ。アンアン風に言うと「素敵なギャップ」だ。
二朗さんは素敵なギャップのデパートだ。ギャップ天国だ。
大きな身体でワタワタした演技をする二朗さん、不器用な男を素で演じているように見せかけて・・・

実は脚本家、演出家、映画監督の顔を持つ、繊細でクレバーな男なのだ。ダダーン。
実際ドラマで共演したときも、「ブス恋」でオレの脚本を演じていただいたときも、 役に対してデリケートな計算の上に成り立つ綿密なアプローチを見せる。
徹底した別人格への役作り。と見せかけて・・・・

どんな役を演じてもどこかに「佐藤二朗」がニュルっとはみ出る。
台本に書かれた役に納まりきらない「素の佐藤二朗」の魅力が溢れ出てしまうのだ。ダダーン。

素の二朗さんの魅力、それはオレのツッコミ欲が湧き上がる天然ぶり。天然天国。
初めてお会いしたとき、年下のオレは数分後にはタメグチで胸をバッチーンとツッコんでいた。
「この大きな荒馬に乗ってみたい!」数日後にはそう思った。

収録現場で二朗さんといると、懐かしい自分がそこに現れる。
リーダー時代の「S」なマギー。五頭の荒馬を乗りこなしていたカウボーイ。
オレを久しぶりに西部のサディスティックな保安官にさせる「許されざる者」。
WANTED!佐藤二朗!

次回はU−1の紅一点、つぐみちゃんについて語ろう。

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