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マギーコメント #03 [2006.12.19]

“何をやるか”と同じくらい“誰とやるか”はこういったプロデュース公演には重要である。

ソロ活動後、この4年間で経験した数々の現場で出会った共演者、その中でオレが「引っ張られた!」という人たち。
新ユニットの旗揚げというどこへ行くかわからない船に一緒に乗りたい、乗せたい、乗っていただきたい、そんな冒険野郎。
とにかく「この人とコントがやりたい」「この人のコントが書きたい」もっと純粋な部分で言えば「一緒になんかやりたい!」

二人のユウイチがそんな想いで声をかけた三人と一組。

八十田さんとは4年前、『サラリーマンNEO』の前身であるNHKの特番で初めてお会いした。
ウチの坂田と共演した舞台を観て、どこか引っ張られた人だった。
お会いしてさらにぐんぐん引っ張られた。普段の会話がメチャクチャ面白いのだ。
柔らかい物腰から繰り出される的確なツッコミ、飄々としたボケ、そしてとにかく“拾う”。
わずかな笑いのニオイ(かほり)も物凄い嗅覚でかぎとり、拾う、そして完璧なトスをあげる。
レシーブ・トス・スパイク、全てがこなせるファンタジスタ、“笑いの麻薬犬”。
そしてオレと同じく、幼少の頃からお笑い番組が好きだったという八十田さん。
ワードで変換するときは「80TA」と打つと出てくる八十田さん。
さんまさん、生瀬さん、キッチュさんといった大先輩方からもぶっとい信頼を得ている八十田さん。
飲み屋でずーっと“笑い”の話だけしていられる数少ない“友達”(先輩だけど敢えてそう呼ばせてもらいます)。
そんなジョビにはいなかった職人タイプの役者さんと、がっつりコントを創りたくなった。

ちなみに八十田さん、今度のU−1グランプリ出演で、偶然にも現役ジョビメンバー全員と舞台での共演を果たすという強縁。
(このスタンプラリーを揃えた方は八十田さんが初めて)
なにより八十田さんも「ユウイチ」。こりゃ縁を超えて宿命!
今回、もしかしたら舞台上のユウイチ率が100%、そんな世界初のコントが出来るかもしれない(笑)。

続いてファンタジスタの紹介の後は、“大砲”佐藤二朗さんについて。


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